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請負代金返還請求事件

事件の概要

1.A電気工事株式会社(以下A電気とする)は、有限会社B建築設計事務所(以下B設計事務所とする)から、株式会社Cの倉庫(以下C倉庫とする)の増改築工事における電気工事部分の設計を報酬を定めずに依頼された。
2.A電気は設計図面を約束どおり完成し、B設計事務所に図面を納品したが、設計料の支払いがなされなかった。
3.B設計事務所としては、依頼した設計は、長年の付き合いのあるA電気にC倉庫の電気工事を受注(ゼネコンの下請け)させるための営業手段としてのものであるので、設計報酬を請求することは業界の常識に反するとしている。
4.A電気がゼネコンから電気工事を下請けできなかった理由は、A電気のゼネコンに提出した見積額が高すぎたことにあった。
5.電気工事設計図面の見積額は35万円であったが、1回の審理で決着をつけたかった為、請求報酬額を30万円に減額して小額訴訟を申し立てることを決めた。

訴状記載例***請負代金返還請求

訴  状 (少額訴訟)
事件名 請負代金請求事件
少額訴訟による審理及び裁判を求めます。
本年、この裁判所において少額訴訟による審理及び裁判を求めるのは、1回目です。
○○ 簡易裁判所 御中                     平成○○年○○月○○日
原告人
申立人
〒○○○-○○○○
  住所(本店) ○○○市○○○区○丁目○番○号 
  氏名(商号) A電気工事株式会社
  TEL ○○○-○○○-○○○○   FAX ○○○-○○○-○○○○
送達場所の届出 原告(申立人)に対する書類の送達は、
次の場所に宛てて行ってください。  
上記の住所
被告
相手方
〒○○○-○○○○
  住所(本店) ○○○市○○○区○丁目○番○号 
  氏名(商号) 有限会社B建築設計事務所
  TEL ○○○-○○○-○○○○   FAX ○○○-○○○-○○○○


請求の趣旨
1.被告は、原告に対し、次の金員を支払え。
 ① 金300,000円
 ② ①の金額に対する平成○○年○○月○○日から支払済みまでの年6%の割合による遅延損害金
2.訴訟費用は被告の負担とする
との判決並びに仮執行の宣言を求める。
紛争の要点・請求の原因
1.原告は、電気工事の設計・施工を業とする株式会社であり、被告は、建築設計を業とする有限会社である。
2.原告は、被告から、次のとおり電気工事の設計を請け負った。
 ①請負契約日 平成○○年○○月○○日
 ②請負の内容 ○○○市○○○区○丁目○番所在の株式会社C所有倉庫の増改築工事における電気工事部分の設計
3.原告は、平成○○年○○月○○日設計図面を完成させ、被告に納品した。
4.原告は、被告に対し、設計報酬35万円を請求したが、被告は、設計報酬を支払う約束をした覚えがないといって支払いをしない。
5.原告としては、小額訴訟手続きによる解決を求めるため、報酬額を30万円に減額して請求する。
6.原告は、これまでに原告が設計した図面による電気工事の施工を受注した場合に、設計報酬についてサービスしたこともあるが、今回のように工事施工の受注がない場合に、設計報酬を無料にしたことはないし、最初から無料にする約束であったならは、設計することを断っていたはずである。
7.原告としては、被告に工事受注を餌に設計業務をタダ働きさせられたようで、騙された気持でいっぱいである。是非とも裁判官の公正な判断をいただきたく本申し立てをする。
証拠方法
1.書証
 甲第1号証の1ないし2   設計図面
 甲第2号証           納品書
 甲第3号証           請求書
付属書類
  訴状副本 1通
  甲号証写し 各1通
  商業登記簿謄本 1通


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みなとみらい司法書士事務所
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